24日、前原代表は、インドの与野党の議員からなる印日議員フォーラム一行の表敬訪問を受けた。
団長のスレッシュ・プラブー下院議員(同フォーラム会長)は、自ら所属するシブ・セナ党が野党であり、一行の中には与党議員もいるが、日本の野党党首を表敬訪問したかったと述べるとともに、民主党は若くて専門性の多い議員が揃っており、大いに期待しているとエールを送った。また、インドが日本からの投資などを梃子に現在年率8%の経済成長率を10%に引き上げることを目指していると説明した。
前原代表は、両国の関係強化が重要であり、インドの人口が2030年頃には世界第一になるという試算がある中、アジアのエネルギーの需要が一層高まることが予想され、ともにこのエネルギー問題、環境問題に取り組んでいくことが必要であり、日本はとくに省エネの分野で協力できるとの見解を示した。
さらに前原代表は、原子力のプルトニウムをいかに管理していくかが問題であり、地域の大国として、インドは不拡散体制の維持に率先して取り組んでいってほしいと要請した。プラブー会長は、現在エネルギーとして石炭燃料を主に使っているが、原子力エネルギーの安全性に留意しつつ、エネルギー効率をあげて経済成長を目指していきたいと述べ、インドの事情に理解を求めた。
会談には、鈴木寛ネクスト文部科学大臣、近藤昭一国際局副局長、藤田幸久同副局長が同席した。
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