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2005/07/08
参議院の審議がきわめて重要 党挙げて廃案へ追い込む 総会で代表
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参議院議員総会が8日午前、国会内で開かれ、岡田克也代表や手塚仁雄衆議院議員(党東京都連幹事長)も出席し、参議院での今後の郵政法案等への取り組みや都議選について、報告や挨拶が行われた。

 総会の冒頭、まず江田五月参議院議員会長が挨拶に立ち、「いよいよこの国会、参議院が主戦場となった」と述べた上で、「衆議院では形式的には可決をされて参議院に来ているが、法律的には形だけでなく命がある」と指摘。「立法者の法的確信に支えられていない、命のないものがこちらに来ている」ことに対して、「死に体の法案であるということをこちらではっきりと示していかなければならない」との決意を述べた。

 また江田会長は、郵政法案について「否決をするということしかない」と断じ、「全力を挙げて知恵を絞って、正々堂々と議論をし、議論の結果、論破をしたい」とした。そして、「結束をしてこの郵政法案を葬って、その先に政治の大きな激動が来るということを展望しながら、がんばっていきたい。いよいよ始まる」と総会に参加した議員に力強く呼びかけた。

 続いて岡田代表も挨拶。「江田会長のお話に尽きている」としつつ、まず都議選について改めて謝意を表し、「小さな勝利という意味は、政権交代という大きな目標の前の小さな勝利という意味だ」としつつ、「小さな勝利だが重要な勝利だと思っている」として、「政権交代に向けてしっかりとがんばっていきたい」との決意を披露した。

 また小泉首相が郵政法案について、参議院で通らなければ不信任だと発言していることについては、「その限りでは正しい。まさしく小泉総理の不信任だ」とした上で、「与党も含めて不信任されたものを、解散するというのは全く理屈にならない」と指摘。「しかも実際に解散できるかどうかを考えた時に、今の小泉政権は、公明党の了解無くしては何もできない」ことを突いて、「解散できるはずもない」と断じた。

 その上で岡田代表は、「できないことをできると言うのも、総理はそれだけ余裕がない証拠」とし、「万が一解散ということになれば、それは千載一遇のチャンス。受けて立って政権交代をするということだ」との決意を述べた。そして参加した議員に対し、「会期末にそういうこともあり得るという前提で準備を」と呼びかけ、「これからの参議院における審議がきわめて重要だ。民主党を挙げて廃案に持ち込むために、しっかりとがんばっていきたい。一人ひとりのご尽力を」と呼びかけた。

 手塚衆院議員も挨拶し、都議選について、「まさに党一丸のバックアップをいただいた」ことに謝意を表し、「実に40年ぶりに30議席を超える第二党」が誕生したことを報告。「大きなご支援に厚く御礼申し上げる」などと述べた。

 輿石東参議院幹事長も、「敵に、明日どうするかが分からない戦術をとっていく」と述べ、郵政法案もそうだが、「小泉内閣こそ死に体だ」と厳しい見方を示し、「心を一つにして、死に体内閣を倒すという一点に集中を」などと呼びかけた。

 このほか、今泉昭参議院国会対策委員長や小川敏夫参議院政策審議会長からもそれぞれ報告が行われた。

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