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2005/07/08
【参院本会議】池口議員、テロ対策や、国土総合開発法改正案を質す
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参議院本会議が8日午前開かれ、総合的な国土の形成を図るための国土総合開発等の一部を改正する等の法律案の趣旨説明に対し、民主党・新緑風会を代表して、池口修次参院議員が質問を行った。

 質問の冒頭、当初の予定を変更して池口議員は、「わが国におけるテロ防止対策について、急きょ質問を追加する」として、現地時間で昨日朝に発生したロンドンでの同時多発テロについて触れた。池口議員は、「犠牲になられたイギリス国民の皆さまに心より哀悼の意を表したい」と述べた上で、「一般国民を巻き込んだ無差別テロは、国際社会の平和と安定への挑戦」であり、「このような卑劣なテロ行為」を断じて許さない決意を改めて表明。政府に対して、テロ防止対策と決意を質した。

 また、JR西日本福知山線脱線事故や続発する航空機関係のトラブルについて池口議員は、「小泉内閣が、遮二無二、なりふり構わず、国益を考えず、独りよがりで行っている理念なき民営化・規制緩和路線の推進」が、過当競争・安全軽視といった歪んだ企業姿勢や社会風土を生んでいるのではないか、と警鐘を鳴らすとともに、橋梁談合事件に関しても、真摯な反省と不正行為防止策の効果の検証の必要性を、国土交通省に対して指摘。国交相の認識を質した。

 五次にわたる全総計画についての小泉内閣としての評価と反省点や、道路特定財源のオーバーフロー分と暫定税率の廃止についても池口議員は質すとともに、民主党のかねてからの主張として、国土形成計画を国会承認事項であるとの考えを改めて明示。最後に、小泉内閣として、「めざすべき国のかたちが見えない」などと指摘して質問を終えた。

 答弁に立った北側国交相は、テロ防止対策について、「このようなテロ行為は断じて許されない」、「不幸にも犠牲になられた方に心より哀悼の意を申し上げる」と述べるとともに、「テロ対策について徹底をするよう指示をしたところ」だとした。北側国交相のほかに、谷垣財務相も答弁を行った。

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