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1999/03/05
[参院予算委]大蔵省庁舎売却しめて297億円也/円より子議員
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参議院予算委員会は5日、一般質疑に入った。

 円より子議員は、国有財産の有効活用について取り上げた中で、「霞ヶ関の官庁街の売却の予定はないか」と質問した。大蔵省の中川理財局長は面食らったような表情で「売却する予定はない。民間に売ってリースバックするという提言もあるが、トータルで歳出を減らせるのか慎重な検討が必要」と答弁。

 さらに円議員は「大蔵省の建物・土地は297億円」との答弁を受けて、「大蔵省が自分たちの身を削ってでも、国民負担を減らす姿勢を示すことで今後の景気浮揚のなるのでは」と述べ、「イギリスはPFIを導入し、全ての庁舎を民間に貸し、財政難と行政サービス低下を防いだ」として、大胆な改革を求めた。

 また円議員は「米国ではインターネットで政府の財務状況のデータが誰でも手に入る」として、政府の資産状況のわかりにくさを批判。宮沢蔵相は「全くそのとおり」と平身低頭し、「国の財産をどうカウントするかはなかなか難しいが、各省庁で勉強していかなければいかないだろう」と述べた。

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