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1999/03/11
博物館、美術館の独立行政法人化に異議/池端清一衆議院議員
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民主党の池端清一衆議院議員は11日の衆院文教委員会で、国立大学の医療体制整備の問題と大学研究機関等の独立行政法人化について有馬文部大臣に質した。

 国立大学付属病院は、わが国の高度医療、救急医療体制を担う地域の中核的医療機関でありながら、看護婦等要員の労働条件は極めて劣悪。とくに、看護婦夜勤問題について人事院の「2・8体制(複数で月8日以内の夜勤)」の判定が、34年へた今日も遵守されていない状況を厳しく追及、有馬大臣は「看護婦増員に最大限努力する」ことを再三にわたって明言した。

 また、国立大学や国立博物館、国立近代美術館等の独立行政法人化問題について、教育や学術研究分野に市場経済の原理である「効率化」を持ち込むことに疑義ありとの質問に、大臣は「効率性だけで教育はできない」とし、今後慎重に検討する意向を示した。

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