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2005/07/19
岡田代表、会見で、今年の夏は密度の濃い地域活動を、と呼びかけ
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岡田克也代表は19日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、今夏の地域活動について密度の濃い活動を行うよう常任幹事会において様々な決定を行ったことを紹介するとともに、郵政民営化法案の参議院での審議についてもコメントを行った。

 岡田代表は冒頭、今年の夏、各国会議員や公認候補予定者に対して、「如何に密度の濃い地域活動を行うかについて、具体的な指示を決定した」として、党本部として資金的支援も行いながら、「まず、ポスターをしっかり貼る」よう呼びかけ、1期生議員や公認候補予定者については、チューターとなっている担当議員が、「それぞれの選挙区を一度は回って実情把握を」行っていくことなどについても言及した。

 また岡田代表自身も、7月から9月にかけて週末などを利用しながら少しでも多くの地域を回る意向を改めて示し、1期・2期生議員や公認候補予定者については、希望があれば党幹部が手分けして訪問し、希望に応えていく方針であることも明らかにした。

 岡田代表は、「密度の濃い地域活動・地元活動」を行うよう、改めて呼びかけた上で、このことに関して、「直ちに解散があるという想定に立つものではない」として、「基本的に解散の可能性はそう高いものではないと考えている」と述べたものの、「何があるか分からないのが政治の世界だ」として、「いつ解散があっても、間に合わなかったでは済まない」と指摘し、しっかりとした対応ができるよう、「党本部ベースでは、静かにしっかりと」準備を進めていく意向を示した。

 また今日の常任幹事会でも決定をされた参議院選挙での候補者擁立方針についても岡田代表は触れ、2人区において候補者を精査すること、3人区で複数の候補者を立てることなどを決めたことを明らかにした上で、積極的な女性候補者の擁立についても言及。「女性議員の数を国政レベルでもこれから引き上げていかなければならない」などと指摘した。

 更に岡田代表は、郵政民営化法案についての参議院の議論の、特に小泉首相の答弁ぶりについて、「丁寧にと言いながら、実はほとんど中身のないことを、ゆっくり話している」だけだと指摘。「ゆっくり話すということと、丁寧に中身のある答弁をするということは違う」として、民営化の必要性に説得力を持って語らないと、「単にゆっくり話すことだけでは意味がない」と厳しく指摘。そして、党としては、郵政民営化の意義については「大いなる疑問を持っている」として、「廃案・否決に追い込むために、しっかりとした議論を行っていく」ことを、改めて強調した。

 また岡田代表は、アスベストの問題について、党内にプロジェクトチームの設置を決めたことを明らかにするとともに、政治・行政の取り組みの遅れがあったことを率直に指摘し、国民の皆さんの不安感を払拭するためにも、「しっかりとした実態把握とそれに基づいた対策」が必要だとして、被害者の皆さんに対する支援も含め、「早急に党としても対策を考えていかなければならない」などと強調した。

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