民主党は29日、「取調べ可視化法案(刑事訴訟法改正案)」を衆議院に提出した。同日の「次の内閣」で了承されたもので、取調べ時の弁護人の立会いとビデオ録画を義務づけることなどにより取調べの可視化を図る内容。
同法案は昨年の通常国会にも提出、廃案となっていたが、今通常国会に政府が提出している「未決拘禁法案(刑事施設及び受刑者の処遇に関する法律の一部を改正する法律案)」に警察の留置場に未決拘禁者を収容する代用監獄制度の存続が盛り込まれていることに加え、裁判員制度の導入や日米地位協定における米国兵士被疑者の司法手続きをめぐっても、取調べの可視化の重要性が高まっていると判断し、再提出した。
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