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2006/03/31
両院議員総会で前原代表の辞任を承認
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 民主党の両院議員総会が31日午後、党本部で開かれ、前原誠司代表の代表辞任が承認された。前原代表は「メール」問題で国民からの信頼を失ったことの責任をとったもの。なお、鳩山由紀夫幹事長は「後任の代表は来週中にも選出したい」と表明した。

 前原代表は総会で「『メール』問題を大きくしてしまった責任、今日まで引きずってしまったすべての責任は私にある。国民を失望させた責任は私にある。皆さん、党員・サポーターにご迷惑をかけたすべての責任にとって代表を辞任する」と発言。さらに「今日でこの問題にケジメをつけ、野党第一党としての責任を果たし、来年の統一地方選挙、参議院選挙に向けていきたい」として、自らの代表辞任によって党が野党第一党として再生し、来年の選挙勝利につなげていきたいとの考えを表明した。

 また、「闘う集団の先頭に立つと申し上げてきたが、足を引っ張っているのは、私自身だと思う。対応の不手際でご迷惑をかけたことをお詫びする。代表就任以来支えていただいたことを感謝申し上げる。皆さんの期待に沿えなかったこともお詫びする」と感謝の辞を述べた。

 続いて鳩山幹事長が立ち、代表の辞意表明、「メール」問題検証チームの作業について報告した。鳩山幹事長はこの中で、「党の再生に向けて大きな力になるべく代表は決断された。初めて民主党が一つになったと評価していただけるようにしなければならない。幹事長として代表を支えられなかったことを皆さんにお詫びする」と謝罪した。また、検証チームの報告書について「経緯を時系列でできるだけ詳しく記述している。また、反省と教訓も述べている」とその性格について報告した。

 次に、玄葉光一郎「メール」問題検証チーム座長(幹事長代理)が報告書について「事実の整理をしたもの。19人の関係者からリポートをいただいた。熟読していただきたい」と報告した。総会では、質問・意見もなく、代表の辞任が承認された。

 最後に、鳩山幹事長が今後の日程について発言を求め、「来週月曜日の両院議員総会で代表選挙の特例承認、金曜日に代表選出の両院議員総会、再来週の月曜日に役員承認の両院議員総会を開きたい」と今後の日程を提案した。この提案も異議なしで承認された。

関連URL
  (→ 民主党 「メール」問題検証チーム報告書 )
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=7603
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