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2005/07/21
「郵政めぐる小泉総理の票読みは言語道断、徹底審議を」鉢呂委員長
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鉢呂吉雄国会対策委員長は21日、国会内で定例会見を行い、参議院においても従来どおり徹底審議を通じて郵政民営化法案の問題点を明らかにし、民主党のリーダーシップのもとで廃案に追い込んでいく考えを改めて表明した。

 鉢呂委員長は郵政民営化法案採決時の賛否をめぐる議論・報道が先行している点に苦言を呈し、「小泉総理自身が票読みにうつつをぬかしているのは言語道断」と批判。同時に、片山参議院幹事長らが法案が成立した場合、法案自体を見直す議員連盟の結成を協議している点も取り上げ、ゆゆしき問題だとの見方を示した。また、鉢呂委員長は「官が姿を変えることになるが郵政民営化法案により国営の大きな株式会社となって、民間を圧迫するような形になりかねない」と指摘した。

 続いて鉢呂委員長は、アスベスト被害の問題を取り上げ、旧労働省等から周辺住民を含めての被害があるとの通達が出されていたにもかかわらず、政府として何ら対応していなかった点に言及。省庁・行政の不作為の産物であり、今現在も完全禁止に至っていない点、公害という側面も調査中である点等を問題視した上で、「民主党としてもプロジェクトチームを立ち上げ(調査を開始したが)、国会でも予算委員会を含む関係委員会の緊急の開催を与党側に求めていく」と語った。

 予算委員会でのサミット報告、党首討論を与党側に求めているにもかかわらず実現に至っていないことについて鉢呂委員長は「端的に言えば、郵政以外は小泉内閣は全くやる気なし。さらに小泉総理の答弁を隠す“小泉隠し”が行われている」と批判した上で、山積している郵政以外の国民的課題の解決に向け、委員会開催を粘り強く交渉するとした。

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