東京への想いをみんなで話し合おうと、NPOが主催した「みんなで話そう・みんなの東京・東京ディスカッション」と題する集会が23日夜、東京・青山の東京ウイメンズプラザで行われ、鳩山邦夫さんがパネラーとして参加した。会場には約200名の都民が集まり、熱気あふれる集会となった。
第1部は、宮城県の集会会場と映像で結び、浅野史郎宮城県知事とそれぞれの「地域への想い」を語り合った。
「東京」について鳩山さんは、「これまでの東京は便利な生活を求めるあまり、コンセプトもなく勝手に産業が発展してきた。それゆえ三多摩などでは通勤に2時間以上もかかるなどの問題が生じている。今こそ、バブルの時代の発想を転換し、都市の成長をコントロールし、自然と都市活力との共生をはかるべき。“ビジネス優先の東京”から“生活快適都市・東京”へ変えたい」と述べた。
第2部は、「東京のコミュニティーを語る」と題し、参加者と鳩山さんがフリートーク。「町内会のイベントを通して、地域が活性化し、子供たちもお年寄りも住みやすい町づくりをしたい」「保育園の充実を」「これ以上を緑を減らさないために、都市計画の見直しを」「障害者も自由に暮らせるバリアフリーの東京に」「市民と市民が支え合うNPO活動への支援を」など、鳩山さんや都政に対して多くの要望や注文が出された。
|