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2005/07/22
国会中心でアスベスト問題の検証を 鉢呂国対委員長、会見で
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鉢呂吉雄国会対策委員長は22日、国会内で定例の記者会見を開き、参議院郵政民営化に関する特別委員会の審議日程、小泉内閣の外交姿勢、アスベスト問題などについてコメントした。

 参院の郵政特別委員会で、参考人質疑と地方公聴会の日程が来週に決定したことについて、鉢呂国対委員長は「幅広い意見を聞き、審議に活かしたい」と述べるとともに、委員会の日程に関してはそのつど決定し、従前どおり十分な審議を行うことに徹したいと語った。

 鉢呂国対委員長はまた、26日の衆議院本会議でサミット報告を行う小泉首相に対して、鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣が質疑に立つ予定であると表明。民主党は、外交に関して、一問一答形式で首相が答弁するように求めているが、与党は相変わらず消極的だと指摘した。さらに、副大臣・政務官の補充の問題も含めて、内閣は体をなしておらず、内閣提出法案の実質審議ができないなど、国民の期待する国会論議が行えないと苦言を呈した。

 アスベスト問題について、厚生労働省の副大臣と事務次官が行政の責任について異なった答弁をしていることについて、鉢呂国対委員長は「省庁は自ら検証できない」と批判。国会が中心となり、明確な方針の下で、省庁の不作為に対する責任を検証し、今後の対応について協議を始めるべきだと述べた。その上で、労災補償保険法の改正案やアスベスト基本法案の提出など、民主党がリーダーシップを取ってこの問題に取り組むと表明した。

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