3年での卒業を認めるなどの大学制度の弾力化や、国立大学の組織運営の改革を行う「学校教育法等改正案」に対する代表質問が、1日の衆院本会議で行われ、民主党から藤村修・党文教部会長が質問に立った。
藤村議員は、まず「大学の大衆化、進学率の大幅アップの一方で大学教育のレベルの低下、学術全体の質の低下を招いている面は見逃せない現実」として、「科学技術創造立国をめざすわが国にとって、これらの教育の衰退ともいえる現状は危機的状況と捉えなければならない」と述べた。
大学改革の方向性として、藤村議員は「『研究』と『教育』を車の両輪として追い求めてきた大学のあり方を基本的に見直し、独自の個性や特色を打ち出すことが必要」「大学入試改革に取り組む」「大胆な大学改革にはそれに伴う大胆な投資が必要」と提言した。
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