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2006/03/06
男女共同参画推進本部、韓国の議員と少子高齢化などで意見交換
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 6日午前、民主党の男女共同参画推進本部は、党本部に金愛実韓国国会女性家族委員会委員長のほか韓国の国会議員2名を迎え、少子高齢社会と男女共同参画に関する意見交換を行った。

 この意見交換ではまず、岡崎トミ子参議院議員が挨拶。一昨年、韓国を訪問した際の謝辞を述べた上で、韓国で学んだ内容も活かして、わが国における真の男女共同参画社会の実現のために今後も努力していきたい、などと語った。これに対して金委員長は、韓国では少子化が大きな問題となっていることや出生率が低下してきている現状認識について語り、日本の問題解決方法を参考にするため、民主党を訪問したなどと話した。

 また、男女共同参画および少子化問題に関する民主党の取り組みについて質問された民主党側は、男女共同参画委員会を代表直属の機関に格上げして、全党を挙げての取り組みを強化していることを説明。少子化問題については、複合的な取り組みが必要であること、男女共同参画社会の実現がその解決策の一つであり、男性も女性も働きやすいワークライフバランスの考えを一つのテーマとして取り組んでいることなどを説明した。そして、出産・育児後の女性の社会復帰に関する質問についても、企業側の取り組みが一向に進んでいない現状や、パート労働者などの非正規雇用労働者が雇用調整弁になっている問題などについて説明を行った。

 金議員ら訪問団側からは、韓国では合計特殊出生率が日本の1.28よりも低い1.16であることが紹介され、その原因として育児に関する負担が大きいことから、女性が出産を避けていること、出産・育児は個人の問題であって、国家政策であるとの考えがなかったことなどの説明があった。そして、こうした問題を解決するため、社会と家庭の両立が必要であること、社会の意識を変え女性への偏見をなくすことが必要であることなどの認識が示された。

 なお、この会談には、民主党からは、岡崎トミ子・和田洋子両参議院議員、西村智奈美・寺田学両衆議院議員が出席した。

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