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2005/07/28
体制崩壊へ外部から手助けを 安明進氏 党拉致対策本部総会で
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党の拉致問題対策本部第5回総会が28日午後、党本部で開かれ、元北朝鮮工作員の安明進(アン・ミョンジン)氏が講演し、経済制裁は有効であること、北の人民も体制の崩壊を望んでいることなどとして、民主党へ問題解決のための一層の取り組みを要請した。

 会議の冒頭、鳩山由紀夫本部長(『次の内閣』ネクスト外務大臣)が挨拶に立ち、「新潟で8月10日に1万人集会が開かれる。わが党も応分の負担をする。一人の3000円以上のカンパをお願いしたい。6カ国協議が開かれているが、日本が拉致問題を議題としようとしても、他の国がいい顔をしない。外交の失敗以外の何物でもない。拉致問題を人権問題として、国際問題として取り組むことで解決しようとの目的の国際会議が8月1日、中川正春さんの尽力により東京で開かれる。多くの方が出席し、意見開陳をお願いしたい。近々政権を担う政党として拉致問題をどう解決するかの本日は重要な会議になる」などと述べ、問題解決、情報の共有のために安明進氏を招いた意義を強調した。8月10日の集会へのカンパは拍手で承認された。

 続いて、西岡力・救う会常任副会長の通訳で安明進氏が講演。安氏はこの中で、韓国から日本の国会で証言することのへ圧力があったこと、帰国してどうなるか緊張していること、北と結託した過去をもつ人が韓国で権力をもっていること、日本よりはるかに警備が厳しい韓国の拉致被害者が4000人に上ること、従って日本人被害者はもっと多いと推測されるべきであること、経済制裁は金正日に圧力をかけることになること、金正日のせいで軍に食料が入らなくなるとの意識が生まれること、経済制裁によって人権、人道の面から日本が非難を受けることはない、北の人々は体制の崩壊を望んでいることなどを明らかにした。その上で、犯罪の巣窟である朝鮮労働党3号庁舎作戦部の解体を求めない日本政府を批判し、「民主党でぜひ要求してください」と訴えた。また、日本の警察の情報力は優れているが、得た情報を隠しているので、「民主党の力で公開を」とこの面でも党への協力を要請した。

 意見交換では、日本人以外の拉致被害者を目撃したことあるか、経済制裁の意義をもう少し詳しく、北の体制崩壊は北の外部からか、内部からかなどと言った質問が出され、安氏は、黒人を目撃した、外部と内部の連携が必要、経済制裁することで内部で金正日を除去できるよう外部から手助けをなどと答えた。

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