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1999/04/07
小川勝也議員 参院決算委で質問 天下りと納入問題の関連を追及
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7日開かれた参議院決算委員会で、民主党・新緑風会の小川勝也議員は、公務員OBの天下り先と、省庁や公団など外郭団体の調達・納入の関連について「国民に申し開きのできる調達を」と政府を追及した。

 この中で小川議員は「新聞報道によると、石油公団の国内資源調査に通産省から予算が振り分けられており、調査受託企業の7割に通産省OBがいる。どういう事か」と質した。しかし、与謝野通産大臣は「こうした会社が技術的な能力を持っているからで、OBがいるからではない」とし、天下り問題の改善に後ろ向きな姿勢を示した。

 小川議員はさらに、防衛施設庁が神奈川県の産業廃棄物処理会社「神環保」に、隣接する米軍基地から排煙に関する苦情が寄せられたとして「見舞金」名目で施設改善費12億円を支出した問題を取り上げた。「神環保」は8億円余りの脱税で社長が逮捕されているが「社長の処分が決まってから支出しても良かったのではないか」「見舞金という予算の名目は不適切ではないか」と厳しく追及した。防衛施設庁側は「閣議了解に基づくもので前例のない事。今後検討する」と答弁。支出額の根拠となる見積書の提出を約束した。

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