佐々木秀典・辻恵両衆議院議員は29日、東京第二検察審査会が27日までに、日本歯科医師連盟の自民党議員への迂回献金問題に絡み、自民党の山崎拓前副総裁を「起訴相当」、自見庄三郎元郵政相、木村義雄元厚労省副大臣、元宿仁自民党事務局長らを「不起訴不当」と議決したことを受け、すでに不起訴不当の議決を受けている、橋本龍太郎元首相、青木幹雄自民党参議院議員会長、野中広務元自民党幹事長、佐藤勉自民党衆議院議員らを含めて、東京地方検察庁に対して厳正なる捜査を求める申入れを行った。
申入れ後の記者会見で佐々木議員は、これまでの地検のお座なりの捜査を批判するとともに、「検察審査会の議決を踏まえて国民の信頼に応えるために地検に厳正な捜査を行うことを要請する」と語った。同席した辻議員は、「一連の政治とカネの問題で検察審査会が3回目の議決を行い、不起訴不当、起訴相当と決定が重くなっている。これを厳粛に受け止めるべきだ」と指摘した。また、今国会で自民党が政治とカネの問題をないがしろにしてきたことを批判するとともに、民主党が国会や司法の場などあらゆる機会を通じて事件の解明に尽力すると表明し会見を締めくくった。
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