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1999/04/21
参議院の民主党・新緑風会 情報公開法案で修正案提出「提訴先に那覇地裁を」
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参議院の民主党・新緑風会は21日、情報公開法案の修正案を参議院総務委員会に提出した。行政情報の不開示決定に不服の訴えを起こすことができる裁判所に、新たに那覇地裁を加える内容。

 参議院では、3月17日に野党4会派が与党側に対し、那覇地裁を加えるよう再修正案を提示していたが、与党側からは「提訴先の拡大について法律の施行から4年後の見直しの際に実情を踏まえて検討する」との趣旨の付帯決議を加えるという妥協案が示された。しかし、「法律施行は2年後で、さらに4年後の見直しでは6年もたってしまう」(北澤俊美参院国対委員長)ことから、民主党・新緑風会はこれを受け入れず、20日の参院総務委員会の理事懇談会で修正案を提出する方針を表明していた。

 自民党など与党側は、再修正はあくまでも拒否する方針。しかし北澤参院国対委員長は20日、記者会見で「(提訴先に)沖縄を入れることは国民的共感を得られると思う。衆院で全党協議できたからといって、かたくなに(参院での修正を)拒否するのは二院制の否定。各野党も共同して修正要求を出した経緯があるので、同調していただくのが筋だと思っている」と述べ、引き続き公明党など野党各会派に修正案への賛同を求めていく考えを表明した。

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