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1999/05/18
「党首と野党党首で「1対1」の討論を/政府委員廃止の協議で提案
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民主党は、自民、自由両党と18日、国会内で、政府委員制度廃止・副大臣制度導入に関する実務者協議を行った。民主党からは伊藤忠治、小沢鋭仁両衆院議員が出席した。

 この中で、民主党は、官僚に頼らない政治家主導の国会審議実現のために、「重要な国政課題について、イギリス議会のように首相と野党党首が一対一で討論できる恒常的な場を設けるべきだ」と提案。これについては自民党側も「国会の活性化につながる画期的な提案」「常任委員会に位置付けて、党首の他に閣僚や各党幹部が勢揃いする国会最高の委員会にしてはどうか」などと賛意を示し、今後それぞれ党内で検討することを約束した。実現されれば、「質問・答弁」形式が中心の国会審議が大きく変わる可能性がある。

 イギリス議会では、議会開会中の定例日(週4日)のうち約1時間を費やし、国政全般について政府の方針を質問したり、情報の提供を求める「クエスチョン・タイム」を実施している。このうち、首相へのクエスチョン・タイムは、毎週水曜日に30分ほど設定され、野党党首との間で白熱した論議が行われている。

 この日の協議では、民主党からはこの他に「権限明確化の観点から副大臣1人、政務官3人以内」と主張したが、折り合いが付かず次回以降の協議に持ち越された。

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