民主党・新緑風会の本岡昭次議員会長は11日の参院本会議で小渕総理の所信表明演説に対する代表質問に立った。
本岡議員は「本院での首班指名は菅直人君である。これが国民の選択であり、与党少数の参議院は小渕政権の命運を握っている」と宣言。小渕総理は「参院選の結果を謙虚に受け止め、野党各党の理解を得られるよう最大限の努力をする」と表明した。
不良債権問題を深刻化させた責任について本岡議員の追及を受けた宮沢蔵相は「88、89年にマネーサプライを抑える、不動産融資を規制する措置が必要だった。90年の総量規制が遅かったことは明らか。申し訳なく思っている」と経済政策の失敗を認めたが、政治責任には言及しなかった。
|