民主党の男女共同参画委員会は28日、党本部で女性支援基金の報告会をかねた「民主党全国女性地方議員会議」を開いた。各種の活動報告や、女性地方議員ネットの形成や「女性のための政治大学」などのアイデアについて意見を交換し、交流を深めた。会議の後には参議院副議長公邸で交流会も開かれ、菅代表や羽田幹事長らとなごやかに懇親した。
支援基金の運営委員長を務める鳩山由紀夫幹事長代理は、支援を受けた中から25人の新人女性地方議員が誕生したことにふれ、「民主党の思いや男女共同参画社会を実現する意味がなかなか伝わらないなか、130人の女性議員が誕生した。女性の視点から見た改革を地域ですすめてほしい」と激励した。
同席した熊谷弘選対事務総長も「英国のエコノミスト誌で、21世紀は女性が真の力を発揮する100年になるのではないかという特集を興味深く読んだ。地方選挙もそれを予感させる結果になった」と女性への期待を表明。さらに「党支持率はシリアスな状況。支持を取り戻すには、猛烈な自己改革をしなければならないが、改革を達成して自自公に負けないようがんばりましょう」と述べた。 会議では、基金からの支援を受けて当選した5人が選挙戦について報告。「半年前から徹底的に駅頭あいさつをした。5時台の始発から8時過ぎまで1人ひとりに訴えた」「一緒に活動してきたリサイクル運動の仲間が、手作りのチラシをつくってくれた」「32年ぶりの女性県議として、保守的な県議会を変えていきたい」など意欲的な発言ばかり。「これだけの仲間がいることがわかってうれしい」という声が多く、やる気と元気を分かち合う会議になった。
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