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1999/12/01
補正予算案だけで7兆円のつけ回し/藁科議員が代表質問=参議院
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 1日に開かれた参議院本会議で、藁科滿治議員が民主党・新緑風会を代表して財政演説に対する質問を行った。「政府の見通しに反し、プラス成長は見込めない。補正予算も、赤字のツケを将来に回すだけだ」と追及したが、総理は「景気回復のため、政府の経済新生対策の審議をお願いしたい」と答弁するだけだった。

 また藁科議員が、「この補正予算案で7兆円以上の国債を発行する結果、小渕内閣は就任後1年あまりで50兆円以上の借金を重ねた」と批判したが、宮澤蔵相は、「いつか公需から民需にバトンタッチしたいが、民需が弱いので当面与えられた補正予算を使い切りたい」とだけ答弁し、破局的財政赤字についての危機意識の無さを見せつけた。

 藁科議員が取り上げた衆議院の定数削減についても、首相は「与党だけでなく各党の議論の行方を見守りたい」と述べた。

 藁科議員が最後に「国民の正当な信託を得ていない自自公連立政権は、直ちに衆議院を解散して国民の信を問え」と迫ったのに対し、首相は「政局安定のため解散は考えていない」と突っぱねた。

関連URL
  財政演説に対する質問
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11523
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