23日、投開票された衆院石川1区補欠選挙では民主党公認の奥田建候補がみごとに当選。富山2区では民主党など野党推薦の西尾政英候補があと一歩のところまで自民党候補を追い込んだ。同日、羽田孜幹事長は「有権者が今日の政治に不満を持ち、改革を求めていることは明らか。民主党は国民が求める政権選択の機会を早期に実現させる」との談話を発表した。
石川1区では党の両院議員総会長だった故・奥田敬和代議士の議席を長男の建氏が守った。富山2区では自民公認候補に一万四千票余りに迫ったことから、羽田幹事長は「自民党王国といわれる選挙区において健闘したことは野党協力の成果であり、今後の展望をも示すもの」と言及。今回の北陸の2つの補選結果は、旧態依然の総裁・総理のたらい回しによる政権維持を図っている自民党政権に対する国民の強い批判の現れと判断している。
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