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1999/12/15
民主党は国民の声に耳を傾ける党 鳩山代表、党代議士会で今国会振り返る
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第146臨時国会が15日で会期末を迎えた。本年度最後となったこの日の代議士会で、民主党の鳩山由紀夫代表は、自自公の巨大与党を前に一歩も引かなかった党の結束と各議員の奮闘を称えながら、「年末から年始にかけても、新たなミレニアムに新たな政権を樹立するため引き続き全力を尽くそう」と呼びかけた。

 このなかで鳩山代表は、政治家個人への企業・団体献金を禁じた政治資金規正法改正案の可決や年金法改正案の継続審議化など今国会の意義に触れ、「民主党が国民の声に耳を傾ける党として奮闘した結果だ」と強調した。

 一方で、今国会期間中に露呈した銀行への献金要請や公聴会無視などに見られる自民党の腐敗体質と、自身を「借金王」などと茶化して財政破綻を気にも留めない小渕首相の無責任さを激しく批判。「こういう政権は、一刻も早く王座から引き下ろすことが必要だ。今回不信任案提出を見送ったことが解散を長引かせることになってはならない」として、今後も解散に向け攻勢の手を緩めない決意を表明した。

 続いて発言に立った羽田孜幹事長は、「今の自自公はおかしいと、党が団結して戦ったことで巨大与党を揺るがし、与党間に大混乱をもたらしている」と指摘。「もう彼ら自身何をやっているのかわからなくなっている状況で、これもすべては自民党政 が長すぎるためだ。1月解散を年頭に置きながら、寸部のスキもない活動で明日に臨もう」と檄を飛ばした。

 この日午後の衆院本会議は、政権離脱をめぐる自由党内の調整や、自民・自由両党の首脳会談などで開始予定が大幅に遅れ、「最後の最後まで国会を私物化している」と待機を余儀なくされた民主党議員は怒り心頭だった。

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