最高裁が2日、平成七年の参院選で最大4・97倍の一票の格差があったにもかかわらず「合憲」の判決を下したことについて、民主党の鹿野道彦政治改革本部長は同日、「納得できない」とする「参議院定数訴訟判決に関する談話」を発表した。
談話では現在の参院における一票の格差が4・71倍であることも指摘し、「たとえ法的には明確に違憲といえなくとも、早急な定数是正が必要」とし、参議院の在り方、選挙制度改革と併せて定数是正の実現に全力を尽くすと述べている。また、衆議院でも格差は2・4倍に達していることから、先般の選挙区画定審議会で是正が発議されなかったことに遺憾の意を表明している。
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