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2004/01/30
衆議院における自衛隊のイラク派遣承認について(談話)
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民主党幹事長 岡田 克也

本日、衆議院において、与党はイラクへの自衛隊派遣の承認採決を強行した。政府は、まず派遣ありきで、形ばかりの先遣隊調査で取り繕い、説明責任も果たさず、すりかえと強弁で誠意のない答弁を繰り返してきた。国民、国会を欺き、シビリアンコントロールの原則をないがしろにする総理はじめ政府・与党の姿勢を断固非難する。

衆議院での審議を通じて、先遣隊の現地調査報告の杜撰さ、総理・閣僚の現状認識の甘さ、政府の情報伝達や安全確保に係る態勢の不備など次々と重大な問題点が明らかになった。このような中で、与党が承認採決を強行したことは、憲政史上、議会政治に汚点を残す暴挙であり極めて遺憾である。

民主党は、憲法上の疑義とともに、政策的にも米英の占領政策の一部でなく国連中心の支援体制を整えるべきとの立場から、今回のイラクへの自衛隊派遣に反対してきた。今後、参議院において、これまでの審議で明らかになった様々な問題について、さらに徹底的な審議を求め、政府を糾していく。

以 上

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