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2004/02/09
イラクへの自衛隊派遣の国会承認をうけて(談話)
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民主党幹事長 岡田 克也

本日、参議院において、イラクへの自衛隊派遣が承認された。民主党は、憲法上の疑義とともに、政策的にも米英の占領政策の一部でなく国連中心の支援体制を整えるべきとの立場から、今回のイラクへの自衛隊派遣に反対してきたが、衆議院での強行採決を受けて、参議院でのさらなる徹底審議と政府の誠意ある答弁を求めてきた。

しかし、参議院での審議を通じても、衆議院で積み残された多くの重大な問題点や疑問点について、政府は相変らず不誠実な曖昧答弁に終始し、まったく説明責任を果たしていない。大量破壊兵器の問題については、米英で独立の調査委員会が設置されるなど、小泉総理が支持した戦争の大義が根底から揺らいでいる。また、事前に案を作成していたとの疑惑まで浮上した先遣隊調査報告書の問題や現地情報の収集・分析・処理の杜撰さ、政府首脳の認識や対応の甘さがさらに浮き彫りになっている。

民主党は今後とも、予算委員会や毎週開催で合意した特別委員会など国会審議の中で、自衛隊の安全のためにも、積み残された問題点や政府の姿勢及び対応、現地情勢や自衛隊の活動などについて徹底的な審議を求めていく。

以上

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