9日の衆院文教委員会で、松沢議員に続いて質問に立った肥田美代子議員は、「学校改革」をテーマに取り上げ、「地域に開かれた学校づくり」への文相の見解をただした。
また、「障害者が社会に出た場合に突然危険と不安にさらされる」と指摘して、障害を持つ子どもと健常児との「統合教育」の必要性を主張したのに対し、中曽根文相は「日本では運動会やクラブ活動などを通じての交流活動に努めている。新学習指導要領にも含まれている」と答弁。
しかし肥田議員は、「もう交流教育といっている場合ではない。健常児にとっても、障害を持つ子たちとの痛みを日常的に感じる、日々の繰り返しが大切だ」と反論した。
肥田議員はこの他に、中高一貫教育の進捗状況や、学校図書館の充実に向けた文部省の取り組みなどを取り上げた。
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