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1999/11/10
<大臣初対決>自公連立は絶対にない?/佐藤NC大臣が玉沢農相の発言を追及
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 衆参両院の各委員会では10日から一般質疑が行われ、民主党ネクストキャビネットの担当大臣と現職閣僚との初対決が次々と火ぶたをきった。

 「自公連立はないと言った人が政権の中にいていいのか」。――10日の衆議院農林水産委員会で、ネクストキャビネットの環境・農水担当大臣の佐藤謙一郎議員は、玉沢徳一郎農水相が、反創価学会の宗教団体やジャーナリストがつくる「四月会」総会で、「自公連立は、将来にわたって絶対にない」と発言していたことをただした。これに対し、玉沢農水相は「今日の日本の現状を考えた場合、安定した政治運営が大事。意見を同じくする政党と協議をするという小渕首相の考え方。やむを得ない」と開き直った。

 さらに「政教一致なのか分離なのか」との追及には、「政治権力を通じて、一つの宗教のみをもって他の宗教を弾圧することがあれば問題だが、まだそんな事態には至っていない」と危うい答弁ぶり。

 佐藤議員は、また先の通常国会で成立したPRTR法について業所管庁としての対応を大臣に尋ねたが、「環境庁、通産省で具体的に進んでいる」と全く自覚に欠けた答弁に終わった。

 また先ごろ120億円の予算を追加して2006年までの工期延長が決まった「諫早湾干拓事業」について、佐藤議員は「工期を先に決めて、2001年に再評価するというのは矛盾ではないか」と追及した。執拗な質問に玉沢農水相は「諫早干拓は必要だ」と強調しながら、その理由としては「防災対策では効果を上げている」と繰り返すばかりで、農地の必要性に関しては一切言及せず、ボロを出した形。

 関連して、「これまでの農業関連公共事業でムダだったものはないのか」との佐藤議員の質問には、「農業予算で始めた公共事業が、農業以外のところに使われても、土地として提供され、かかった費用は回収されている」と、大臣として無責任な姿勢を露呈した。(記事提供:佐藤事務所)

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