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1998/10/15
参院外交防衛委 柳田稔、齋藤勁両議員が額賀長官に「けじめ」迫る
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 防衛庁の背任事件・証拠隠滅工作に関する内部調査中間報告について審議した15日の参議院外交防衛委員会では柳田稔、斉藤つよし両議員が質問した。

 柳田議員は「中間報告の発表は当初、9月末までとか、国会延長前の会期末であった10月7日までと言っておきながら、なぜ遅れたのか。ミサイル防衛や日米ガイドラインの国会審議をしなければならないときに、防衛庁内部の問題処理が遅すぎる」と迫った。額賀長官は「一生懸命努力してきている。ミサイル、ガイドライン問題も早く審議してほしいと各党に要請している」と、質問に直接答えず、言い訳に終始した。

 柳田議員は「このままではガイドラインが国会を通過するのは来年の5月になる。それで日米関係は保たれるのか。背任行為は防衛庁の内部問題。国民の生命と財産を守るという一番大事なことを忘れないでいただきたい」と重ねて懸念を表明した。
 斉藤議員は「進退にけじめをつける考えはないのか」と質問。額賀長官が「引き続き調査し、事実関係を明らかにした上で厳正な処置をとる。国民の疑惑を招くようなことがあったので、私自身を含め、自らのことと捉えて綱紀粛正を図っていかなければならない」との答弁にとどまったため、斉藤議員は「中間報告ですでに『強制捜査直前に数名が自宅または車内にヒアリング・ファイル、事案処理経過表等を移転していた』との事実を認めている。この時点で防衛庁としてけじめをつけるべき。長官も自ら進退を明らかにすべき」と主張した。

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