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1999/11/11
公明党の理念はどこへ…。千葉NC大臣が政治倫理問題を追及
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参議院総務委員会で11日、大臣所信に対する質疑が行われ、民主党ネクストキャビネットの千葉景子男女共同参画・人権・総務担当大臣が、男女共同参画、政治倫理を柱に質問に立った。
 
 千葉議員は、まず、西村前防衛政務次官問題について、従来の画一的政府答弁に終始する青木官房長官に、「問題の本質を認識していない。女性への暴力の是認であり、2度と起こさないための具体策の提示を」と再三にわたって迫り、ついに「言われるとおり。政府部内で頑張る」と認めさせ、さらに男女共同参画推進に重要な選択的夫婦別姓法案の提出にも賛同を求めた。

 続総務庁長官にも、昨年共同提案した公明党の閣僚としての決意を迫ったが、「前と違い閣僚なので積極的には無理」と責任感のない答弁。

 続いて、藤波元官房長官の有罪確定に関し、千葉議員は「辞任されなければ、辞職勧告は、自らを律する意味も含め、国会議員の責務。厳格な政治倫理を主張する公明党の決議案への反対理由は?」と質問。しかし続長官は「党の判断。あずかり知らない」と、結局は政権すり寄りの答弁。千葉議員は、「連立内の合意で入閣して、知らないとは言えない。政策実現に閣内をリードしなければ、何のための連立か。自民党に飲み込まれるだけ」と語気を強め、政治倫理を確立するため、両長官に斡旋利得処罰法案の共同提案を迫った。青木官房長官は、「各党の議論を見守る」と、人ごとのような答弁を繰り返した。

 また、情報公開法の政省令案のパブリック・コメントに触れ、実施するなら、その意見が確実に反映される実効性ある方法を強く要求した。

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