民主党東京都連の男女共同参画委員会が主催して、地域で開く出前講座の第2回「子どもを取り巻く施策と地域の取り組みIN世田谷区」が11日開かれ、都、区、市議会議員など15名が参加した。今回の講座は奥村まき・世田谷区議が企画したもので、自治体議員が各自治体ですぐ取り入れられる施策を中心に、現場の生の声が聞ける講座となり好評だった。
中学校の空き教室3室を改造した区内の私立保育園分園の「おともだち保育園こまどめ」の視察では、1、2歳児29名が定員の施設を、待機時解消のために50名受け入れ可能な施設にしたが、「法律のしばりもあり、市民の期待に応えられない歯がゆさがある」との話を聞いた。一方で、中学生にとっては、思いやりの心を育てられ、情操教育に役立っていた。
放課後の学校解放と学童クラブとを統合した「新BOP」の視察では、学童クラブの子とその他の子もいっしょになって遊ぶ姿を見て、「同じ学校の子を大人が区別することはないと実感した」との声も聞かれた。
子どもが自分の責任で自由に遊ぶ「プレイパーク」の視察では、有償ボランティアのプレイリーダーが、遊び方を知らない子どもたちの「兄貴」となっており、今の子どもが遊びを創造できない現実を目の当たりにした。 東京都連では次回、「環境・リサイクルIN板橋区」を開催する予定。(レポート:奥村まき世田谷区議)
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