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1998/10/16
第143臨時国会が閉幕
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 第143臨時国会が16日、閉会した。最後の代議士会で菅直人代表は「会期の79日間、昼夜を分かたぬご奮闘に敬意を表したい」と議員をねぎらった。

 菅代表は「今国会では非常に大きな成果があった」として、「私は政権交代には2つの面があり、1つは自民党政権からの交代、もうひとつは霞ヶ関政権、官僚主導政権から国民主導政権への交代だと言ってきた。特に金融再生法は与野党の国会議員が官僚の手を借りずに実現させた。国民の負託を受けた国会議員が主導権を取ったことで、国民主導政権への交代を国民に示すことができた」と総括した。

 羽田孜幹事長は「金融機能早期健全化法は国民に見えないところでやられてしまったが、金融再生法は国会の委員会質疑で様々な問題を洗いざらい出し、それをもとに官僚を入れずに実現させた。国民に国会が見えた大きな成果だ」と指摘。残された課題としては、「情報公開法案が継続審議となったことは残念だが、次の国会で成立させることが非常に重要」「景気、雇用問題では全国各地から悲鳴が聞こえてくる」などを挙げ、「政府側から年内は国会を開かないなどという声も聞こえるが、議会を開いたら内閣がもたないという逃げの姿勢だ」と、重要課題を残したままの政府の無責任な姿勢を批判した。

 また、同日、石井一国対委員長は総括を発表。「小渕内閣は国民の信を受けたものではなく、わが党は野党第1党として論戦を展開した」として、重要法案への対応を整理している。

関連URL
  総括「第143臨時国会を振り返って」
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11604
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