民主党の国会議員有志でつくる「長銀を告発する国会議員の会」は20日、日本長期信用銀行(長銀)が回収の見込みもないのに系列ノンバンク「日本ランディック」に対して巨額の融資をしていたとして、長銀や日本ランディックの経営陣を商法違反(特別背任)容疑で東京地検に告発した。
告発したのは、吉田公一、上田清司、岩國哲人、坂上富男、樽床伸二の衆院議員5人。長銀は日本ランディックに対し、今年4月から6月にかけ、十分な担保や保証がないまま約234億円の追加融資を行ったが、吉田議員らは「住友信託銀行との合併に伴うリストラによって債権放棄することを前提に、追加融資したのではないか」と指摘している。
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