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1999/11/26
こうした暴挙許せば国会審議は形骸化/羽田幹事長が会見で与党批判
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羽田孜幹事長は26日、2回にわたって記者会見を開き、経過の説明と与党の横暴な議会運営への批判を繰り返し強調した。

 強行採決を受けての記者会見で、羽田幹事長は「年金という高齢化社会でもっとも重要な課題に対し、十分な審議もせず数の力で議会を蹂躙したことはきわめて重大だ」と述べ、「こうした暴挙を許せば、国会での審議は形骸化し、すべては自自公3党の思うままになってしまう」と強く批判。国会対策委員長会談が物別れに終わったことについても、「与党側は何回も呼びかけたという形を作りたかっただけだ」と与党側の対応を非難した。さらに、「審議できる環境を奪っているのは与党の側だ」として、国会混乱の責任は与党にあるとの認識を強調した。

 また、25日の公聴会で途中退席した連合の笹森事務局長を自民党の森幹事長らが「国会の冒涜だ」「労働組合の横暴だ」などと批判していることについて、「一般の公述人として公募に応じた方への態度として不見識だ。議長も副議長も(公述人の前で翌日の採決を宣言した)昨日の委員会のあり方はまずいと話している。委員会審議の中での公聴会の位置づけを自民党役員ともあろう人が認識していないのか」と厳しく非難した。

 さらに羽田幹事長は、早期解散・総選挙を求め、「このまま国会が進んでいったら解散が早まるのではないか。与党側にその覚悟があるのか」とけん制した。

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