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1998/11/04
民主党視察団、藤前干潟を視察/「名古屋だけの問題ではない」
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 岡田克也政調会長代理を団長とする民主党の視察団が11月4日、名古屋市がゴミ埋立を計画している藤前干潟を訪問した。

 視察は運輸部会、厚生部会、環境部会での議論を踏まえ、石毛えい子、金田誠一、小林守、近藤昭一、佐藤謙一郎、佐藤泰介、島聡、藤井俊男、古川元久、細川律夫、山本孝史、山元勉各議員が参加した。埋立予定地である藤前干潟と代替地候補と目されるゴルフ場予定地を視察後、干潟保全やゴミ削減を訴える市民団体、事業を推進する名古屋市行政からの意見聴取を行なった。
 市では運輸省への許可申請手続きに入る前の段階だが、57億円を投じて購入した名古屋市の私有地を公有水面とするために所有権を放棄しなければならないため、愛知オンブズマンが異議申し立てをしており、係争中である。
 民主党市議との意見交換では、ゴミ問題と国際的な課題である環境保全に取り組むためには、名古屋市のみならず、県や国会レベルでも取り組むべき問題であるとの見解でまとまった。記者会見で岡田団長は「藤前干潟は日本でも最も貴重な干潟であり、名古屋だけの問題ではない」「二者択一の問題ではなく、可能性があるなら、藤前が残るほうがいいことは明らかだ」と語り、政調の関係部会で対応を詰める考えを示した。

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