羽田孜幹事長を本部長とする民主党の景気・雇用対策本部が５日、発足し、国会内で第１回の会合を開いた。羽田本部長は「金融問題でわが党案を提起してきたが、根底にあるのは不況、雇用の問題。この対策本部で現地視察もしながら雇用や中小企業の問題も考えていきたいが、できるだけ早く結論を出すため、国会休会中ではあるが今日からご努力いただきたい」とあいさつした。

　この日は海江田万里・党緊急経済対策プロジェクトチーム座長、峰崎直樹・党税調事務局長の中間報告を受け、意見交換を行った。来週中に党の緊急経済対策をまとめる予定。

　対策本部の主な役員は次のとおり。本部長＝羽田孜幹事長、本部長代行＝鳩山邦夫副代表、副本部長＝中野寛成代表代行、鳩山由紀夫幹事長代理、横路孝弘総務会長、石井一国対委員長、仙谷由人企画委員長、佐藤敬夫国民運動本部長、角田義一参議院幹事長、事務局長＝伊藤英成政調会長、事務局長代理＝海江田万里緊急経済対策プロジェクトチーム座長。