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1999/10/17
参院長野補選 羽田雄一郎さんが圧勝 「自自公連立はノー」の民意明らかに示す
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 自自公連立政権の是非が最大の争点となった参院長野選挙区補欠選挙は17日、投票が行われ、即日開票の結果、民主党公認の羽田雄一郎候補が、自民党公認候補らを大差で破り初当選した。
 各候補の得票結果は次の通り。

当  羽田雄一郎(民主)358,949
   深沢賢一郎(自民)244,679
   山口 典久(共産)143,909
   布目裕貴雄(社民)105,472 (選管最終発表)


 自自公連立政権発足後の初の国政選挙であると同時に、鳩山新代表就任後の初選挙となったこの戦いで、鳩山代表は「党の命運をかけた選挙」と位置づけ、自ら告示日も含め6日間にわたり長野入りするなど、地元の羽田幹事長とともにフル回転。党幹部や所属国会議員が延べ100人以上も応援に入り、全力を挙げた総力戦で勝利を得た。

 民主党が勝利したことは、民意を問わず首班指名選挙も行わないまま肥大化を続ける小渕政権に対する有権者の根強い拒否反応を裏付ける結果となった。

 長野市内のホテルに設けられた開票本部には県内各地から関係者が詰めかけ、開票を待った。そして開票が始まった直後の午後8時半過ぎ、NHKテレビが早々と「羽田雄一郎当選確実」を速報。続いて民放各社が次々と当選確実を伝えると、会場からどよめきの声があがり、続いて拍手とバンザイの声が響きわたった。

 午後8時45分、選挙事務長の小山峰男参議院議員が勝利宣言の挨拶。会場中の拍手が鳴りやまない中、羽田雄一郎候補と羽田孜幹事長が花束を受け、両手を高くあげ勝利をアピールした。続いて小山事務長の音頭でバンザイ三唱を行った。

 次に選対本部長の北澤俊美参議院議員が「自民党のなりふりかまわぬ締め付けをはねのけ勝利した」と感動で声を詰まらせながら謝辞を述べた。

 羽田幹事長は、「立候補表明以来、党をあげて戦った。本気でご支援いただいた皆さんにただお礼申し上げるばかりだ」と候補者の父親として感謝するとともに、「パイプ役としての自民党の古い体質が退けられた」と、政権奪取への思いを強調した。

 続いて羽田雄一郎候補が挨拶に立ち、「この勝利は、若さ、パワー、情熱、そして介護、育児のボランティア活動が認められたからだと思う。私は21世紀の信州のために県民の皆さんの声を中央に伝えていきたい」「いままでの志を忘れずに頑張る」と力強い声で応え、万雷の拍手を浴びた。
 最後に壇上で雄一郎候補がダルマの右目をしっかり墨入れし、全員で鏡開きをして勝利を祝った。

 党本部では午後9時過ぎから鳩山代表が記者会見し、羽田候補の勝因について「本人の大きな将来性、魅力にある。羽田孜幹事長の知名度の浸透に加え、本人の若さが大変な期待感となって大きな渦となった」と分析するとともに、「自自公政権に対して、少なくとも長野県民はノーという意思表示をはっきりとしめした選挙だ」と述べ、補欠選挙勝利の意義を強調した。また鳩山代表は「自民党の旧来型の業界締め付け選挙がもはや国民には通用しなくなっている証左だ」と指摘。さらに「新しい民主党の船出に大変いい結果を得たことを肝に銘じ、この結果を踏まえて総選挙態勢をしっかりと組んでいく」として、250人を目標に候補者擁立の作業を加速して、政府与党に解散総選挙を迫る意向を示した。

 また鳩山代表は同日夜、選挙結果を受けての談話を発表。「自民党政治に対する不信任の表明」と選挙結果を総括した

関連URL
  参議院長野補欠選挙結果について
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=10729
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