民主党の山本孝史議員は14日の衆議院内閣委員会で、民主党、公明党・改革クラブ、自由党、共産党を代表して「国家公務員の倫理の保持に関する法律案」の趣旨説明を行った。
山本議員は「厚生省汚職、大蔵省接待汚職、防衛庁調達汚職など憂慮すべき状況が続いている」と提案理由を述べ、法案概要は(1)内閣は倫理規程を制定し、国会に報告(2)幹部国家公務員の贈与、資産、収入等の報告・公開を義務づける(3)国家公務員倫理審査会を設置(4)虚偽報告などに対しては1年以下の懲役または50万円以下の罰金を課す――と説明した。
同法案は前々国会に当時の与党、自民党、社民党、さきがけによる与党案と、民主党などの野党案が提出されていた。
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