民主党の伊藤英成副代表は、3日から5日まで、都内で開催された地球環境行動会議(GEA)(会長・平岩外四氏)主催の「グローバル・コモンズ世界環境会議99」に参加し、日本など先進国の果たす役割について、党派・国境を越えて有意義に論じ合った。地球環境行動会議は91年に政界、経済界、学会等の有力者が集まり、地球環境問題の解決と持続可能な開発に貢献することを目的に活動するNGO組織。
初日の全体会議で発言した伊藤副代表は「先進国は経済成長の過程で、さまざまな問題を起こした。今こそ啓発・保全活動へ向け、具体的行動を開始すべき」と日本の積極的な役割を強調。また伊藤副代表は、「科学技術・情報」分科会の冒頭にも基調報告を行い、地球環境破壊の解決にかかる費用を、インターネット利用によって募金の形で集める「地球環境基金」の創設を提案した。
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