連合は9日、早急な雇用・失業対策などを求める国会請願デモを行い、夕方には日比谷公園野外音楽堂で「雇用・生活危機突破集会」を開いた。
請願デモに集まった参加者を前に、本岡昭次参議院議員会長が「参院選で示された怒りに対して、応えていない点は反省する。皆さんの声を反映させるべく、引き続き頑張りたい」とあいさつ。
国会から日比谷公園までの行進には、羽田幹事長も加わり、ニューサマースーツ姿で先頭を歩いた。
夕方からの集会には、約1万人の組合員が集まり、民主党からは国会議員約40人が出席した。あいさつにたった菅直人代表は「5%に達する失業率は政府の誤った施策の結果だ。雇用の他、年金、医療などあらゆる制度が崩壊の過程にある。民主党は社会構造を根本から変えて、安心・信頼の社会づくりを早急にめざす」と力強く宣言し、会場から万雷の拍手を受けた。
集会後、参加者たちはさらに日比谷から銀座へ向けてデモ行進を行い、沿道の人々にアピールした。
|