民主党の介護保険推進本部(本部長=菅直人代表)の役員が11日、厚生省と首相官邸を訪ね、介護保険制度を平成12年4月から予定通り実施するよう、要請書を宮下厚相と野中官房長官に手渡した。 介護保険制度の実施延期や凍結論が政府与党から出ていることに、民主党では「幾つかの問題が提起されていることは事実だが、残された期間に最大限の努力を行うことや、制度施行後も改善方策を講ずることによって、安定的な制度運営に移行していくことが十分可能」だとして、政府に最大限の力を注ぐよう要望した。