トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2006/02/10
鳩山幹事長、耐震偽装の拡がり懸念 政府は早期に実態解明を
記事を印刷する



鳩山由紀夫幹事長は10日午後、定例の記者会見を党本部で開催。秋篠宮妃紀子さまご懐妊に改めて祝意を表するとともに、トリノオリンピック開催にも触れたほか、耐震強度偽装問題の拡がりや、与党による参議院の選挙区改革に対し、強い懸念を表明した。

 冒頭、鳩山幹事長は、秋篠宮紀子さまご懐妊の報に接したことについて改めて触れ、「日本国民の1人として大変喜んでいるところ」だとし、「国民の皆さまとともに、健やかにお子さまがご誕生なさいますように心からお祈り申し上げたい」などと述べた。

 また、トリノ・オリンピックが明日から始まることについても鳩山幹事長は、日本選手のみならず、各国選手の活躍に期待感を示した上で、「スポーツを通じた平和の祭典としての意義が十分理解されるよう」無事の開催を心から祈念するなどと述べた。

 耐震強度偽装問題で、いわゆる姉歯物件のほかにも偽装が拡大をしていることが判明したことについても鳩山幹事長は触れ、「大変大きな問題だと言わざるを得ない」と懸念を表明。昨年12月にサンプル調査を行うよう政府に申し入れたことを改めて紹介し、「政府の責任において実態を早く解明をすることが重要だ」と強く指摘した。

 鳩山幹事長はまた、与党が、参議院の選挙区定数を4増4減とする案でまとめ、野党との協議を打ち切って単独提出する見込みとなっている事態についても言及。「選挙区の問題は、与党単独の提出であってはならない」とし、国民にとって公平公正な線引きでなければ、その信用・信頼を失うだけだ、と厳しく指摘した。そして、「与党に有利な線引きをするという発想は、改めなければならないと警告する」とも述べ、民主党の主張する鳥取・島根の合区を実現するだけで4倍未満の格差になることにも言及し、「抜本的な方法で定数の是正を行うべきだ」と強調した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.