民主党地域介護サポートチーム(代表:朝日俊弘参議院議員)は18日、福島県西会津町を訪ね、「介護保険導入に何の心配もない」(山口博續同町長)という同町の保健・医療・福祉のトータルケアへの取組み・施設を視察するとともに、町長らと意見交換した。視察には朝日議員のほか中川正春衆議院議員(サポートチーム副代表)、石毛B子衆議院議員(同事務局長)、厚生部会から山本孝史、松崎公昭、松本惟子各衆議院議員、堀利和参議院議員、福島県連から和田洋子参議院議員(県連副代表)をはじめ自治体議員・党関係者が参加した。
西会津町は、老年医学の専門家である民主党の松崎俊久参議院議員(当時、琉球大学教授)の指導で、食生活改善運動に取組み、また温水プール等による運動不足解消策を進め、地域トータルケア体制の充実を図ってきたところ。その結果92年に6万7000円だった一人当たり国民健康保険税を98年には4万9000円まで引下げる成果を上げた。
意見交換で山口町長は、「介護保険は、介護から女性を解放するすばらしい制度」と述べるとともに、「保健と医療の組み合わせで福祉の負担を軽くするトータルケアが重要」と力説した。
今後サポートチームは、西会津町の例を広く紹介しつつ、介護保険準備過程にある自治体の問題点を把握、課題解決に向けた検討を進め、できるだけスムーズに制度を実施できるよう取り組むとしている。
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