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1999/06/21
民主党統一1周年記念レセプションに4000人
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 民主党の「がんばれ民主党・統一1周年記念レセプション」が21日夜、東京都内のホテルで開かれた。

 「しっかりしろ、民主党!」という街の声を集めたオープニング・ビデオにつづいて、菅直人代表が登場。会場を埋め尽くした4000人を超える出席者を前に、「国民が自分の手で総理大臣を選べる選挙を野党第一党の責任で実現させる」と、次期総選挙を契機とした政権交代の実現を強く訴えた。

 その上で、菅代表は「誰が首相候補にふさわしいかという観点から秋の党代表選挙を行わなければならない。民主党は若手・女性・中堅・ベテランと多士済々だし、場合によっては党の外側にも首相候補にふさわしい人が存在するのではないか」と述べた。そして、23年前の衆院選で「あきらめないで参加民主主義をめざす」を旗印に30歳で初めて立候補したことを振り返り、「もう一度チャレンジャーとして再スタートを切りたい。日本の民主主義を本物の民主主義にしたい」と強調した。「菅直人もそろそろ賞味期限が過ぎたのはないかといわれているが、みなさんいかがですか」とのユーモアを交えた問いかけには「まだまだ!」「大丈夫!」との声援が飛んでいた。

 この日の進行役は小宮山洋子・広報委員長と樽床伸二・国民運動委員長。次に、各政党や労働界、財界の来賓から、渡部恒三・衆院副議長が「与野党が伯仲してこそ国会は面白い。民主党は正直言ってパッとしないので心配だ。自民党が行き詰まれば、民主党がこのままだと共産党に政権がいってしまう。菅さん、しっかりしなさい」とハッパをかけ、菅代表も横で苦笑い。

 さらに、笹森清・連合事務局長も「ごちゃごちゃいろんなことがあっても、うろちょろするな!明るく、強く、さわやかな、政権を取れる政党になってくれることを期待する」と激励した。

 続けて、乾杯の音頭をとった羽田孜幹事長は「民主党は難しい問題に真正面から取り組んでいるが、『何でも反対する野党』に慣れ親しんだマスコミや世間に理解されず残念だ。私の長い政治生活の中でも、これだけ朝早くから夜遅くまで代表を先頭に議論をする政党はない。新しい政治が始まりつつあると感じている。これからも民主党が日本の侃々諤々の議論の中心になっていくことを誓う」と力強く述べた。


●「人肌のカンのぬくもり・情の交わり」を
鳩山幹事長代理がユーモア交えて

 レセプションでは、7月からコソボ難民支援のために派遣される民主党青年ボランティアの4人のメンバーが紹介され、大きな拍手をあびた。また、4月の統一地方選挙で民主党の「女性支援基金」を受けて当選した女性議員や、次期衆院選の公認候補者(現職以外)も壇上に立ち、鈴木康友さん(静岡8区)が代表して「次の選挙は、改革に足を踏み出せない勢力と真の改革をめざす私たちの天下分け目の大勝負。環境は順風ではないが、正々堂々と全力で闘っていく」と力強く決意表明した。

 最後に鳩山由紀夫幹事長代理があいさつに立ち、「民主党は弱い政党ではなく、覚悟を決めた、何者も恐れぬ強い政党ではなくてはならない」と述べ、さらに「私は悲観をしていない。楽観もできない。むしろ、その中間で『人肌の燗のぬくもり・情の交わり』こそが民主党に必要だ」と、「かん」に語呂を合わせて表現。「それを皆さんで育てていただければ、民主党の時代は必ず来る。国の管理が強まる自自公政権に対し、私たちは徹頭徹尾市民のサイドに立ち、日本の政治を揺り動かしたい」と述べ、来会者への感謝を表し、会を締めくくった。

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