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1999/06/24
国旗・国歌法案賛成の方向で取りまとめへ/PT座長報告を政調審議会で了承
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 民主党の国旗・国歌問題プロジェクトチーム(座長=広中和歌子副代表)は24日、政府が提出した国旗を日の丸、国歌を君が代と定める法律案に対して、今後の国会で参考人質疑、地方公聴会を含む十分な審議を行い、国民的合意形成に最大限努力することを条件に、「賛成」の方向で党としての態度を決定すべきと座長が提案、政調審議会もこれを了承した。

 同プロジェクトでは、全議員に呼びかけて6回の会合を行い、延べ100人を越す参加者が意見を交換してきた。これらの議論では、全体として国旗として日の丸、国歌として君が代がそれぞれ「定着」しているとの認識が多かった。一方、政府提出の法律案に対しての反対の理由としては、 1.慣習法とすべき=法制化の必要性がない 2.国民的な合意形成の作業が不足 3.政府与党の政局がらみの提出に対する反発 4.日の丸、君が代そのものに対する反対、などがあげられた。広中座長は、このうち1〜3までは、日の丸・君が代そのものへの反対ではないと判断し、賛成の方向で提案。

 政府案が提出されるまでは、国民的コンセンサスを得るための方策として、国民投票、審議会設置法案提出、国会の特別委員会・小委員会設置などの案も出されたが、法案への賛否を迫られている現時点では現実的ではないとして、プロジェクトの結論としては採られなかった。

 広中座長は「さまざまな立場の意見が出されたが、次第にお互いの信条や立場を理解し合おうとする雰囲気が党内に生まれたことは心強い」と語っている。

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