15日午前、党BSE問題対策本部は山岡賢次本部長を先頭に、日本最大の食肉市場である東京都中央卸売市場食肉市場(芝浦食肉市場)のと場および同市場に併設されている芝浦食肉衛生検査所を視察し、国内牛のと畜にともなう食品衛生検査業務の実態を視察した。視察には、末松義規、松木謙公、吉田泉各衆院議員および小川勝也、和田洋子、郡司彰各参院議員、さらに新緑風会から松下新平参院議員が参加した。
視察に先立って山岡本部長は米国産牛肉の輸入再開から再禁止に至る経過および米国での調査の結果を踏まえて、米国における検査が十分でないことを指摘しつつ、この問題の本質は日米首脳の合意を拙速に履行しようとした政治問題であるとの認識を示した。
対策本部一行はと場における国産牛のと畜から処理に至る過程を視察するとともに、衛生検査所に設けられたBSE検査室を視察した後、中央卸売市場食肉市場の場長・事業部長・業務衛生課長および芝浦食肉衛生検査所長との間で質疑を行った。
視察終了後、山岡本部長は記者の質問に答えて、芝浦の施設を見る限り日本の検査は良くやっており、牛肉の処理も丁寧に行われているが、米国においては採算を重視して行われているのではないかと語り、日米の検査体制の違いを指摘した。
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