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2006/02/17
言論には言論で勝ち抜く 代議士会で野田国対委員長決意述べる
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17日午後、本会議を前に国会内で民主党・無所属クラブの代議士会が開催された。

 まず中川正春議院運営委員会筆頭理事から、本会議の内容について説明があった後、昨日のわが党の永田寿康衆院議員の追及に対して、「様々な議論が出ているが、委員会が国政調査権を発動して、しっかり真相の究明をしていくということを訴えている」とし、今後の日程について決める状況ではないことを報告した。

 続いて野田佳彦国会対策委員長が挨拶し、「昨日の予算委員会における永田質問の反響は凄まじい」としつつ、「看過できないリアクションがある」として、まず小泉首相の発言を取り上げた。野田国対委員長は、小泉首相が永田議員の質問を「ガセネタ」と述べたことについて、立法府での真摯な議論に対し、行政府のトップが「ガセネタとは一体何事か」と激しく批判。「ガセネタ」と言うその根拠は、「武部幹事長が事実無根と言ったから」に過ぎず、一方の当事者の話を聞いただけの一方的な首相発言は、「許されるものではない」と厳しい口調で指摘した。

 同時に野田国対委員長は、「武部幹事長の(今日の)記者会見もきわめて奇異なものであった」と述べ、次男の、個人の口座と法人の口座を、全て第三者に調べてもらったが、そういう事実はなかった、などとしている点について、「『全て』とはどうやって証明するのか」とし、「次男は今海外に行っていて、お父さんが全部(口座を)管理しているのか、そんなはずがない」と鋭く指摘。このような「適当な説明」では、武部幹事長の説明責任は全く果たされていないとの見方を示した。

 また、永田議員に対して「懲罰動議を出そうという動きがある」ことに関しても、野田国対委員長は特に発言し、「翼賛議会ではない」と断じた上で、「言論には言論で返すべきだ」と厳しく指摘。この日午後の予算委員会で原口一博・永田寿康両議員が質問に立つことを紹介し、「言論には言論で勝ち抜く」として全議員の協力を強く求め、出席議員から大きな拍手と激励の声が上がった。

 続いて、近藤洋介国対副委員長が、国会が「大きな山場を迎えている」として協力を改めて求めたほか、本会議に登壇する福田昭夫衆院議員も、その決意を力強く披露した。

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