国旗国歌法案を審議している衆議院内閣委員会は、16日参考人質疑を行い、日の丸・君が代の位置づけや法制化の是非などをめぐって、6人の有識者が意見を述べた。
民主党が推薦した中田喜直氏は、「夏の思い出」「小さい秋見つけた」「雪の降る街を」「めだかの学校」などで知られるわが国の代表的な作曲家。一連の公聴会や参考人質疑で初めて、音楽家からの意見をきくことになった。
中田氏は「国旗は歌曲であり、歌詞とメロディーがあっていなければならない。君が代は歌詞とメロディーが合っていないので、間延びして聞こえ、国を代表する歌としては問題がある。急に法律で決めずに、メロディーに合う新しい歌詞をつけて、国民の80〜90%の人がいい歌だと思えるようにしてはどうか。君が代のメロディーは日本的に始まり、中間部で世界共通のハーモニーがあらわれ、また日本的になって終わる、すばらしいものだ」などと意見を述べ、新鮮な視点にうなずく議員も多かった。
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