党代表選挙の3候補は17日夕方からJR横浜駅頭で街頭演説会に臨み、続けて夜からは市内のホールでの立会演説会で熱弁を振るった。その間、民放テレビ局の夕方のニュース番組に中継出演するなど、慌ただしく分刻みのスケジュールをこなした。
1000人以上の聴衆を集めて行われた立会演説会で、菅候補は、政府の企業リストラ政策を批判した上で、必要なセーフティネットとして「失業しても安心な住宅ローンや再雇用対策」を挙げた。また金融機関が新規ベンチャー企業、中小企業にもっと融資できる仕組みを作りたいと強調した。
横路候補は今の日本経済を「集中治療室にいる状態。しっかりした財政出動が必要」とし、「今でも年金や介護、雇用対策などで財政構造改革ができる」と強調した。また中央省庁改革が不十分と指摘し、公共事業に対する補助金制度のあり方を変えなければならないと述べた。
鳩山候補は、「この数日間、私たちは朝から晩まで旅芸人のように行動をともにしている」と笑いをさそった。そして選挙の結果、党内が分裂することはなく、自自公にしっかり対峙していくと強調した。
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