トップ > ニュース
ニュース
ニュース
1999/09/25
<党代表選>新代表に鳩山由紀夫さん
記事を印刷する



「迫力をもって挙党一致体制で自自公対決に臨む」

 新しい民主党の代表を決める代表選出大会が25日午後、東京・東京プリンスホテルで行われ、鳩山由紀夫さんが決選投票の末、代表に選出された。

***
 投票に先立って、午前10時からは鳩山由紀夫、菅直人、横路孝弘の3候補が最後の立会演説会に臨み、政策や党運営のあり方を訴えた。

 まず代表選出大会では代表に新しい機関の設置とその構成メンバーを選任する権限を付与する規約改正案を羽田幹事長が提案し、拍手で承認した。

 午後1時過ぎから行われた最初の投票(投票総数321票=不在者投票分7票含む・有効320票・無効1票)では、鳩山由紀夫候補が154票、菅直人候補が109票、横路孝弘候補が57票を獲得し、いずれも過半数に達しなかったため、鳩山、菅両候補による決選投票に持ち込まれた。

 ここでいったん3候補が壇上で握手を交わし、3位となった横路候補が「どちらが代表になってもしっかり協力する」と述べると、大きな拍手が送られた。また菅候補が「横路さんが立候補したことで、民主党の幅と奥行きを全国民に示せた」と述べ、鳩山候補とともに、横路候補の健闘を称えた。

 続いて行われた決戦投票(投票総数314票・棄権7票、有効312票・無効2票)の結果、鳩山候補が182票、菅候補が130票を獲得し、鳩山候補が新しい代表に選ばれた。

 激しい選挙戦を終えて壇上にあがった2人は固く握手を交わし、菅前代表が「野党第一党の党首としてここまで大役を果たせたのは多くの皆さんに支えていただいたおかげ」と感謝のあいさつ。「選挙戦を通じて、これまで党首の固有名詞をつけて呼ばれていた政党が、いろいろな人材がいる『本物の政党』になっていけると確信した」と語り、大きなねぎらいの拍手を受けた。

 休憩後、鳩山新代表が就任の挨拶に立ち、「すばらしい菅さんの後を受けて仕事をさせていただくのは無上の喜び。感謝の思いをもって、しっかりとした代表になることを誓う」と力強く宣言。「愚直さを持って、自民党の金権体質に対峙し、苦しくともクリーンな体質を維持し、常に国民の声が聞こえることを最高の誇りとして進んでいかなければならない」と訴えた。

 鳩山新代表はさらに、「迫力を持って挙党一致で臨みたい」と運営方針を示すとともに、「一候補として選挙戦では自分の思いを述べたが、公党の代表となった以上は、公党の責任者として発言をわきまえていく」と述べるとともに、「みなさんの総意を結集して、国民政党に近づいていこう」と呼びかけた。

 役員人事については、「挙党態勢づくりのためできるだけすみやかに決定したい」と述べ、この後の記者会見で来週の前半に決定する方針を示した。

関連URL
  鳩山由紀夫新代表の就任あいさつ
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=8601
記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.